ベンチャー/スタートアップへの戦略的転職【準備/やるべきこと/テンプレートのまとめ】

サク田です。

今回は、

  • ベンチャー・スタートアップへの転職がはじめてでよく分かってない
  • 転職自体がはじめてでよく分かってない
  • とにかく面倒くさがりでやればいいことを全部教えてほしい

というあなたに向けて、戦略的に転職活動を進めて、内定を獲得していくおすすめの方法を紹介します。

特にはじめての転職活動の場合は、何もかもをゼロから用意する必要がある(2回目以降は使いまわせばOK)。重い腰が上がらないのはあるある。

この記事ではやるべきことをまとめているほか、テンプレートも用意しているので、記載通り実行すればなんとか形にできると思う。

とはいえ、モチベーションも大事なので、孫正義の本を読んだり、同世代が活躍している記事を読んだりして、意識を上げてから臨むことをお勧めします。それではどうぞ。

依頼テンプレを作る

大前提として、転職活動の多くを頼ることになる転職エージェントの探し方について話しておく。

まず、転職エージェントは、3割が持ってる求人の種類、残りの7割は担当者の質で決まる。求人は業界内で共有されている場合も多いため、いい担当者に当たれるかどうかが転職活動の質に大きく影響する要素になる。

その一方で、ここ最近ベンチャー・スタートアップの求人を取り扱う転職エージェントの数がものすごく増えている。それは、元々人材紹介会社で働いていたエージェントが独立したり、業界全体が発達してきたベンチャー・スタートアップ界隈に参入する人材紹介会社が増えていることもある。

そうすると何が起こるかというと、エージェントの質もピンキリになってしまう。はじめてエージェントから連絡が来たからといって全部1社に任せてしまうのはヒジョーーーーーにもったいない。断言するとその方法では成功しない。

では具体的にどうすればいいのかというと、興味のある業界の求人を取り扱っている人材紹介会社や転職エージェントとできる限りコンタクトをとること。自分の場合は20社以上はコンタクトしてます。

自分から連絡することも、相手から連絡が来ることもあるけど、毎回同じ文章を作成する手間を省くためにテンプレートを文章で用意しておく。

文面はこんな感じ。コピーしてカスタマイズして使ってください。

以下のような条件で転職先を探しております。条件に合いそうな求人がございましたらメール・メッセージにて参考程度に情報をお送りいただけますでしょうか。もしいい情報をいただけましたら、面談を調整させてください。

・勤務地:
・業界:
・職種:
・希望年収/最低年収:
・転職希望時期:

履歴書と職務経歴書と合わせて上記の内容を伝えればOK。

本当に重要なのはこれからです。なんとかして面談を調整しようとしてくるエージェントもいるが、間違ってもすぐに会いにいったりしてはいけない。そういった最初の返信や後々のやりとり、実際に送ってくれた求人の質や自分との相性をみて5〜10社に絞り込もう。

一つ覚えておいてほしいのは、エージェントにとってあなたは商品であるということ。こちらに選ぶ権利がある。焦らず着実に絞り込んで、自分の貴重な時間を無駄遣いしないようにしよう。 ※もちろんリスペクトをもって対応しましょう。

ピッチデックを作る

ピッチデックとは、要は自己紹介資料のこと。本来は、資金調達を狙うスタートアップが投資家やベンチャーキャピタルに投資してもらうためのプレゼン資料のことを指す。

転職活動はある意味、資金調達活動のようなもの。エージェントに対して投資する価値があることや、企業に対して利益をもたらすことを客観的かつ情熱的に伝えないといけない。

ピッチデックを作っておけば、それらの情報を資料一つで伝えることができるし、制作する過程で自分の頭を整理することもできる。そもそもピッチデックを作っている人なんかそうそういないから、作っているだけで超絶有利。あとは当日資料に沿って自己紹介を進めて、相性を確認し、相性が良さそうだったら議論を深めればよい。

フォーマットは伝わりやすいものであれば正直なんでもいいが、個人的にはGoogleスライドがおすすめ。エージェントにURLを共有しておけばいつでも最新版を確認してもらえることになるし、ファイルを送信できないメッセージ等でやりとりする時にも送りやすい。

資料の構成はこんな感じ。

  • 表紙(名前、連絡先)→名詞のようなもの
  • 経歴サマリ
  • やりきったことや成果
  • できること
  • できないこと
  • 転職活動において重視していること
  • 転職活動の制約(スケジュール、入社可能タイミングなど)

正直はじめの情報は少なくても仕方ないので転職活動を進める過程で必要だと思ったことをどんどん追記するスタイルでOK。

転職活動の道は長く険しいもの。面談などの本質的な部分に時間を割くためにもピッチデックで生産性をあげよう。あ、Googleスライドの[オフラインで使用可能にする]は必ず設定しておこうね。

情報収集をする

当たり前だけど、情報収集は重要です。

最近はベンチャーやスタートアップが注目されている分、メディアが好意的に取り上げている機会が多々ある。◯◯億円の調達、社員数が2倍、お洒落なオフィス・・・など。中の人間だから言い切るけど、基本虚栄だと思った方がいい。実態が泥臭いのは当たり前なんだけど、ビジョンだけ掲げて赤字垂れ流して社員に自主退職させる会社も存在します。

※この辺りの詳しい話はこの記事を読んだください。

特に、若手の転職は所属していた会社の体質や仕事の進め方に嫌気が指して、その反動でベンチャー企業やスタートアップに飛び込むことが多々あります。そうすると、思った感じと違った・・・と去っていく人間も多い。

これらは、何が悪いという話ではなく、情報を知っておけばもっと良い選択肢を取れる可能性があるという話です。

情報を得ることはあくまでも自分自身の責任でやっておく必要があるので、冷静に情報を集めながらできる限りベターな選択ができるようにしておこう。

実際に情報収集するにあたって、受動的な方法と能動的な方法の2つがある。情報が流れてくるのが受動的、情報を集めにいくのが能動的なもので、情報の性質によって方法を使い分ける必要がある。

受動的情報収集

受動的情報収集は、特定の領域や、社名や人名など知りたい情報のテーマが決まっていて、公開されている情報を集めるのに便利。

使うツールはGoogleアラートとTwitter。両方とも使い方はネットに死ぬほど転がってるから、情報収集の勘所だけ伝える。

Googleアラート

Googleアラートには、気になる会社名やジャンル(例えば金融領域が気になるならFintechなど)を登録しておき、メールで受け取れるようにしておこう。自分で情報を取りにいかなくても情報の方から勝手に来てくれる。

Twitter

Twitterでは、スタートアップ系メディアのアカウントや個人のアカウントをフォローしよう。

メディア

個人

この記事で紹介されているようなアカウントを片っ端からフォローすること

能動的情報収集

能動的な情報収集は、自分で情報を探しに行くこと。具体的には、面談のフェーズに入った企業名と担当者名を調べよう。当たり前のことでも、意外とできていない人は多い。

おすすめなのは、その会社のブログを読む。メディアやWantedlyの情報は味付けが濃い情報なので、会社のブログで素材の味を楽しむことも重要です。

個人の情報であれば、担当者名で検索して、インタビュー記事やブログ、SNSで人となりや普段考えていることを理解しておく。

これらの情報を集めた後に決して自分自身を脚色して合わせに行く必要はないけど、面接時に深い相互理解を進めるための情報としては必須です。

日程調整を自動化する

実際に活動を始めると、複数のエージェントや転職サイトから直接応募した企業の採用担当と同時並行して日程調整を進めることは多々ある。ここでの調整能力は「仕事できる」に直結するし、そもそもダブルブッキングを気にしながらそろりそろりと日程調整することは非効率極まりないので、真っ先に効率化すべき。

おすすめの方法は、Googleカレンダー+日程調整サービスの活用。

日程調整サービスはいろいろなサービスがあるから試してほしいんだけど、Googleカレンダーと連携して空き時間を自動で抽出してくれるほか、調整相手にURLを送信して、空き時間の中から選択してもらうことで日程調整が完了します。

もちろんGoogleカレンダーだから、リアルタイムに予定が予約されるため、ダブルブッキングになる心配はありません。

案件管理をする【テンプレート】

最後に案件管理。案件管理は、選考の進捗状況を可視化して管理しやすい状況にすること。

たくさんの選考が同時並行で進むと、各選考のポジションがごっちゃになったり、連絡先が分からなくなったり、挙げ句の果てには面接で他社の情報を間違えて言っちゃうような究極のポンコツプレイをやっちゃうことがある(経験者が語ってます)。

それを避けるためには、簡潔に入力できて、客観的に選考の状況を判断できるようなフォーマットを作っておくことが重要。

Googleスプレッドシートのテンプレートも用意してるから、ぜひコピーして使ってみてね。